【健康経営】エンゲージメントを高めるには?方法・取り組み例を紹介 | スポーツ専門 アスリート派遣サービス【キャスポ(CaSpo)】

【健康経営】エンゲージメントを高めるには?方法・取り組み例を紹介

【健康経営】エンゲージメントを高めるには?方法・取り組み例を紹介

企業の持続的成長には、従業員の活躍が不可欠です。近年、従業員の「エンゲージメント」を高めることが経営において重要視されている中、健康経営への取り組みが、結果としてエンゲージメントの向上にも繋がるとして注目されています。

この記事では、健康経営の取り組みがなぜエンゲージメント向上に繋がるのか、その理由と、身体的健康・精神的健康・社会的健康の3つの側面から具体的な取り組み例を紹介します。

 

健康経営がエンゲージメントを高める理由

企業が従業員の健康を「コスト」ではなく「投資」と捉える姿勢は、「従業員を大切にしている」というメッセージとして伝わります。それにより従業員は、企業への信頼と愛着を深め、安心して働けるようになり、結果として自発的な貢献意欲、すなわちエンゲージメントの向上が期待できるのです。

 

健康経営とは?

健康経営とは、従業員の健康増進を経営的な視点で考え、戦略的に実践する取り組みのことです。従業員の健康を維持・向上させることで、組織の活性化や生産性の向上を目指し、結果的に企業全体の利益に繋げます。

健康経営は法律で定められたものではなく、企業が主体的に推進するものであり、従業員と企業の双方にとって大きなメリットがある経営手法です。

 

エンゲージメントとは?

エンゲージメント(engagement)とは、直訳すると「婚約」「約束」などの意味です。しかし、ビジネスシーンでは「従業員の仕事に対する熱意や貢献意欲」を指します。

従業員が企業のビジョンや戦略を理解し、その成功のために自発的に力を発揮しようとする状態のことです。単なる従業員満足度とは異なり、従業員と企業が一体となり、互いの成長に貢献しあう関係性を示します。

 

【健康経営】エンゲージメントを高める方法・取り組み

【健康経営】エンゲージメントを高める方法・取り組み

健康経営を通じてエンゲージメントを高めるためには、多角的な視点からアプローチすることが重要です。ここでは「身体的健康」「精神的健康」「社会的健康」の3つの側面に分けて、具体的な取り組みを紹介します。

 

身体的健康を高める取り組み

身体的健康とは、感染症・アレルギー、生活習慣病、運動器・感覚器障害がない状態を指しています。この基盤を整えることが、仕事の生産性向上に直結します。

健康経営を実施している企業の主な取り組みは、以下のとおりです。

 

  • 健康診断の充実と事後措置の徹底
  • 運動機会の提供
  • 健康的な食事のサポート
  • 労働時間管理と休憩の促進
  • オフィス環境の整備

 

法定の健康診断項目に加え、人間ドック費用の補助やがん検診の導入など、健康維持をサポートしている企業があります。また、主に建設業界・製造業界で行われている安全大会の一環として「ケガ予測診断」を導入するのもおすすめです。

手厚いサポートは、従業員が「自分は大切にされている」と感じるきっかけとなり、企業への信頼感を醸成します。ウェアラブル端末を配布し、歩数をチームで競うイベントの開催、スポーツクラブの利用補助、社内運動会も改めて実施する企業が増えてきています。。体を動かす機会は心身のリフレッシュに繋がり、仕事への意欲が向上するとともに、社員間のコミュニケーションも深まります。

社員食堂でのヘルシーメニューの提供や、食事内容を記録・管理できるアプリの導入支援、食事に関するセミナーの開催という方法もあります。長時間労働是正のため、管理職の評価項目に「部下の残業時間削減」を組み込んだり、また、集中力維持のために仮眠室を設置し、短時間の仮眠制度を取り入れたりする企業も増えています。適切な休息が取れる環境は、従業員の満足度を高め、貢献意欲を引き出すでしょう。

 

精神的健康を高める取り組み

精神的健康とは、ストレスと上手く付き合い、いきいきと働けている状態のことです。心の健康は、創造性や仕事への意欲を維持するための重要な要素です。

具体的な取り組みとしては、以下のようなことが実施されています。

 

  • 相談窓口の設置
  • メンタルヘルス研修の実施
  • 心の健康づくり計画の策定

 

従業員の心身の健康をサポートするEAP(Employee Assistance Program)による匿名で利用できる外部相談窓口を設置し、従業員が気軽に悩みを相談できる体制を整える方法があります。「何かあっても会社が守ってくれる」という安心感を与えることで、心理的安全性の高い職場環境が実現します。心理的安全性は、挑戦や発言を促し、エンゲージメントの基盤となるでしょう。

そうした受け皿の整備とあわせて、予防的な観点から学ぶ機会を提供するのも有効です。管理職向けには、部下の不調に気づき、対応するための「ラインケア研修」を、一般従業員向けには、ストレスと上手く付き合うための「セルフケア研修」を定期的に実施している企業もあります。上司は部下への適切な対応を学び、部下は心身の健康を保つスキルを身につけられるため、信頼関係は深まるでしょう。

また、プロアスリートを招いた講演を実施する企業も増えています。アスリートの目標に向かう姿勢や、極限の中で力を発揮するメンタリティは、従業員のモチベーションやメンタルコントロールのヒントになるでしょう。

企業としてメンタルヘルスケアを推進する指針を明確にし、全社で共有することで、従業員の安心感を醸成する方法もあります。

 

社会的健康を高める取り組み

社会的健康とは、職場内で良好な人間関係を築き、自分の役割を果たせている状態、すなわち「職場のソーシャルキャピタル」が高い状態を指します。

具体的には以下のような取り組みが行われています。

 

  • 社内SNSの活用
  • 部署横断的なプロジェクトの推進
  • 社内イベントやクラブ活動の支援

 

社内SNSを活用すると、部署や役職を越えた交流を促し、組織の一体感を醸成できるでしょう。部署横断的なプロジェクトをすると、普段関わりの少ない従業員同士が協力する機会ができ、相互理解を深められます。共通の目標に向かう経験は、信頼関係が深まるばかりではなく、「この仲間たちと会社に貢献したい」という意欲を引き出すでしょう

また、社内イベントやクラブ活動の費用補助により、従業員の自発的な交流を後押しするのも効果的です。アスリートを招いたスポーツイベントは、共通の体験を通じて一体感を高めるのに特に効果的です。良好な人間関係は、円滑なコミュニケーションを促し、働きがいを高める重要な要素になります。

 

健康経営に取り組むなら

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今回、身体的健康として紹介した「ケガ予測診断」は新しい取り組みです。個々の身体のバランスを測定することでケガをしやすい部位を数値化し、機能を高めるのに役立つ軽運動を紹介します。

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健康経営を通じてエンゲージメントを高めよう!

健康経営は、従業員のエンゲージメントを高めることができる効果的な投資の一つです。従業員が心身ともに健康で、いきいきと働ける環境は、個人の幸福度だけでなく、組織全体の生産性や創造性を向上させます。それは巡り巡って企業の持続的な成長という大きな果実に繋がるのです。

この記事で紹介した取り組みを参考に、自社の課題に合った健康経営を推進し、従業員と企業が共に成長できる組織を目指しましょう。

 

参考文献

健康経営資本の構築-経営者のための健康経営の投資と評価の在り方について-(第一次提言)

経済産業省|健康優良法人取り組み事例集令和2年3月

厚生労働省|職場における心の健康づくり~労働者の心の健康の保持促進のための指針~

 

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