瀬立 モニカ
Monika Seryu
競技:パラカヌー
カヤック/クラス:PKL1(江東区カヌー協会所属)
幼いころから活発で、様々なスポーツに親しみ、中学ではバスケットボール部に所属していたが、水彩都市を謳う江東区がスポーツ祭東京(東京国体)に向けてカヌーの国体選手を発掘に力を入れていたこともあり、教員の勧誘を受け部活動としてカヌーを始める。
高校に進学すると1年生ながら東京都の大会で上位に入賞。国体出場、大会での活躍にも期待が高まる中、器械体操の授業中にアクシデントで大ケガを負う。4か月の入院の末、胸から下の筋肉に障がいが残り車いす生活となる。
ケガから半年後に高校に復学し、カヌー部の仲間に誘われ再びカヌーを始めると、メキメキと才能を伸ばし、2014年、またその翌年と日本選手権を連破。その結果同2015年の世界選手権に初出場し、カヌーの本場ヨーロッパの強豪たちが決勝に名を連ねる中、アジア勢で唯一決勝進出を果たした。
リオデジャネイロパラリンピック最終選考会を兼ねた翌年の世界選手権では基準にあと一歩及ばず、パラリンピック出場の目標は次大会に持ち越しとなったかに思われたが、失格者が出たことで繰り上がりで出場権を獲得。この大会から新競技に加わったパラカヌーで、日本人で唯一出場を果たし、パラカヌー最初の日本人パラリンピアンとなった。
また、2016年4月からは筑波大体育専門学群に進学。さらに、トレーニングの一環として冬季限定でクロスカントリースキーをはじめ、日本パラリンピックスキーチームの荒井秀樹監督から直々に誘いを受け日本代表合宿にも参加するなど、多方面から競技力UPに取り組んでいる。
2019年の世界選手権では5位入賞を果たし、派遣基準を突破していち早く東京2020パラリンピック出場選手に内定。2大会連続のパラリンピック出場を果たした。
- 生年月日
- 1997年11月17日
- 出身地
- 東京都
- 競技
- パラカヌー
- 受けている仕事内容
- 講演, トークショー, イベント, 体験教室, 広告
- 現在の職業
- 現役選手