右代 啓祐
Keisuke Ushiro
競技:陸上競技
十種競技(国士舘クラブ所属)
中学から陸上を始める。高校2年生までは走り高跳びを専門としていたが、新人戦の選考で落選したことをきっかけにやり投げに挑戦したところ、可能性を見出され当時の指導者の勧めで八種競技に転向。初出場した地元の大会で北海道新記録をマークしたほか、インターハイなどでも活躍する。
大学から十種競技に取り組み、4年生となった2010年に日本選手権を初制覇。翌2011年には、スズキに入社し社業をこなしながら大学院に通い、仕事・競技・勉強を両立しながら18年ぶりの日本記録更新(日本人初の8000点オーバー)という日本陸上界念願の記録を打ち立て、自身初となる世界陸上にも出場。キング・オブ・アスリートと称される十種競技において、名実ともに「ワールドクラスの日本人選手」として台頭する。
2012年には日本選手48年ぶりのオリンピック出場を果たし、2014年には日本新記録を樹立(8308点)。同年秋の仁川アジア大会では金メダルを獲得するなど着実に記録を伸ばし、2016年リオデジャネイロオリンピックの出場が確実視されていた最中、本番約2か月前に行われた日本選手権の練習中にアクシデントで左手親指骨折、左膝を6針縫う怪我を負う。出場は絶望的に思われたが、驚異的な回復を見せ、日本選手団の旗手として2大会連続のオリンピック出場を果たした。
2018年からは国士舘大学に所属し競技に取り組む傍ら、大学講師として陸上の授業も受け持つ。
元日本チャンピオンで現在はタレントとして活躍する武井壮氏との師弟関係(2009年から2年間、武井氏が日本陸連の臨時コーチを務めた際に師事)でも知られる。
- 生年月日
- 1986年7月24日
- 出身地
- 北海道
- 競技
- 陸上競技
- 受けている仕事内容
- 講演, トークショー, イベント, 広告
- 現在の職業
- 現役選手